季節の変わり目、こんな工夫で住まいの綺麗さをキープ!

季節の変わり目、こんな工夫で住まいの綺麗さをキープ!

「住み始めてずいぶん経つから、ちょっとは家が傷んでいても仕方ないか・・・」と、住まいの傷み(劣化)をあきらめていませんか?
けれども、ちょっとした毎日の過ごし方のちょっとした工夫が、家の中や外の傷みを減らし、綺麗な住まいを保つことにつながると考えられます。特に気温や湿度が急激に変化する季節の変わり目は、崩しがちな体調に気をつけなくてはならないのと同様、住まいにも注意が必要なのです。

壁紙(クロス)の隙間を防ぐには、室内の湿気をコントロール

壁紙は90センチ程度の幅なので、室内の壁にはたくさんの継ぎ目があります。新築やリフォーム直後は壁に近づかないと気付かなかった継ぎ目の隙間が、時間が経つほどに目立つようになることがあります。

壁紙の隙間

継ぎ目の隙間が目立つようになる原因の代表と言えば、『湿気』。壁紙は湿度が上がれば伸び、湿度が下がり乾燥すれば再び縮みます(材質により伸び縮みの程度は異なります)。

また、継ぎ目部分に水分が触れることも、隙間の原因になります。接着力が落ち、これらを繰り返しているうちにいずれ隙間ができてしまうのです。

初夏から夏にかけては湿度が高まる時期。日によっては湿度80%を超えることもありますから、家の中ではその対策をしたいもの。以下に湿度を下げるなどで壁紙の隙間を防ぐ工夫をご紹介します。

・家の複数の窓を開けて換気する

一ヶ所開けるだけでは空気は動きにくいもの。できれば離れた窓を複数開けることで湿度を含む空気を動かします。

・お風呂を上がった直後はドアを閉めて換気する

入口ドアを開けると浴室内の蒸気を排出できて浴室内も乾燥しやすくなりますが、洗面室(脱衣所)は湿気が多くなります。換気扇や窓から少し蒸気を排出してから入口ドアを開け浴室を乾かします。

・水がかかったらすぐによく拭きとる
洗面所などで壁紙に水が頻繁にかかっていると、継ぎ目部分から徐々に隙間が開いてくる原因になります。水滴が壁紙に飛んだらすぐに拭いておきましょう。

日あたりが良くない外壁面、家具にはNG

その住宅の断熱性能にもよりますが、日が当たらない部屋を寝室にしている場合、外に面した壁に家具をぴったりくっつけて置くのはNGです! 壁の表面が結露すると空気がほとんど動かないことから壁が乾燥せず、カビが生えてしまうことがあるためです(結露は冬だけでなく夏にも起こることがあります)。

日当たりの悪い部屋の壁紙のカビ

家具の裏側にカビが生えれば、家具を置いている最中には何も気づかず、模様替えや引っ越しのタイミングで初めてずっとカビと一緒に生活していたことに気がつくこともあります。

対策としては、家具を壁から2~3センチ程度離して置くようにすること。家具と壁の間に湿気が溜まったままになるのをできるだけ防ぎ、カビの繁殖を増やさないためです。

カビは見た目の汚れの問題だけでなく、胞子が室内に飛ぶと健康被害が起きる可能性があります。カビが好む湿気をできるだけ減らすために、家具裏側の空気が少しでも動くようにしておきましょう。

「フローリングだから水に濡れても大丈夫」、ではありません

飲み物などの水分をフローリングの床にこぼしても「フローリングだから濡れても大丈夫」。しかし実は、大丈夫ではないのです。フローリング表面が木製でもプリント(印刷)シートでも、長期間、水たまりを放置しておけば表面が傷む原因になりかねません。

ですので濡れたらすぐに拭き取るべきですが、表面を拭きとっただけで安心してはいけません。少量の水分ならいいですが、多量の水分をこぼした場合は、フローリングの『継ぎ目(隙間)』に水分が染みこむことがあるからです。表面は乾いて見えても、隙間から水が染みこんだ板内部は乾燥しづらく、継ぎ目部分や表面が変色・変質することがあるためです。

たとえば、下の写真はリビングに置いていたワインセラーから結露した水が床に垂れ続け、引っ越しで家具を移動させたらフローリングが変色(変質)してい た例です。ここまでフローリングが傷むと、表面を補修材で塗るなどの方法ではカバーしきれず、張り替えしないと見た目を戻せません。
水濡れによるフローリングの痛み

フローリング床は、工法や製品にもよりますが、1枚~数枚セット(ユニット)になった板を、お部屋の中でつなぎ合わせて貼っています。

フローリングユニット
先ほどのワインセラーで傷んだフローリングを見てみると、複数枚のフローリングを継ぎ合せてユニットにしているので、継ぎ目部分に入り込んだ水分で変色しているのがわかります。 こぼした水分の量が多めのとき、また量の多少にかかわらず心配なときは、『継ぎ目(隙間)』にキッチンペーパーなどの「薄くて吸収力がある紙」を差し込んで吸い取るようにしましょう。

ドアクローザーつき扉は、無理やり引っ張らないようにしましょう

リビング入口のドアやマンションの玄関ドアに取り付けらいることが多いドアクローザー。ドアが勢いよく閉まらないよう、ゆっくり閉まる仕組みになっています。

ドアクローザーつきの扉

指を挟んだりドアが閉まる大きな音がしないので便利ですが、ちょっと急いでドアを閉めたいときにはこの「ゆっくり」がもどかしいことも。そんなとき力を入れてぐいっとドアを閉めてしまうことがありますが、これを繰り返しているとドアクローザーが破損し、ドアがゆっくり閉まらなくなることがあるのです。

ドアクローザーは内部に入っている油の特性を利用してドアがゆっくり閉まるようになっています。無理にドアを閉めれば急な動きに油圧で動く部分が対応できず壊れてしまいます。ドアクローザー付きのドアは自然に閉まるのを待ちましょう。

なお、あまりにドアがしまるスピードが遅い場合は、製品によりドアクローザー本体でスピードを調整できることがあります。取り扱い説明書などで確認してみてください。

壁に植物の「つる」、家のためには早めに撤去を

外壁に、ツタなど植物の「つる」が張り付きはじめたら、見た目は素敵なのですが、なるべく早めに手で取り除いた方が家のためには良いです。

外壁に植物のつる

と言うのは、放っておくと撤去に手間と費用がかかってしまうことがあるから。長期間放置すると、つるが枝分かれし壁に根を張り巡らしながら増えていくので、ひどい場合は外壁に小さな穴をあけて雨漏りの原因になることもあります!

また、いざ外壁補修のタイミングで撤去しようとしても、根がしっかりくっついていれば、容易に引く抜くことができず、外壁補修の前に植物を手作業で抜くという工程を考えることになります。

木造建物でも鉄筋コンクリート製建物でも、自分で対処できなくなる前に、外壁に植物がくっついていたら成長する(根が伸びる)前に手で撤去しておきましょう。


自分が住み続けるためにも綺麗であってほしいのはもちろんのこと、将来中古での売却を想定している場合は、なるべく見えるところの傷みを引き起こしたくないですね。

今回ご紹介したことは、どれも特別なことではなく、日常生活のいろんな動きに「ちょっとだけプラスアルファ」する程度の工夫。ぜひお試しを!

また、お住まいについてプロにご相談になりたい場合は、経験豊かなホームインスペクター(住宅診断士)が多数所属するさくら事務所までお気軽にお問い合わせくださいませ。

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